北へ出かける。
あちらこちらで冬仕度。
カメムシ〔ヘクサムシ〕異常発生、大雪が降り冬が長くなる予兆だとお年寄りたちの経験知。
今年は栗やどんぐり等の堅果類は不作。
クリカッチャに実が入ってない。
柿は豊作。
村に貨幣経済が浸透する30年代まで物々交換に使われた柿。山村と漁村を繋ぐ道の中間地点、山人は柿を、海人は塩蔵魚を持ち寄る。海では海水に浸して柿の渋を抜き砂糖の代わりにする。山では魚を浸けた海水を煮詰めて塩を得る。
海村で製造した醤油は甘い。
正体はサッカリン。
発ガン性が疑われた時代は何で代用したのか、気になるところ。まさか、麦芽水飴とか?