奥の日記

やや寒冷地住まい@園芸歴1年の初心者が水やりなどの流れをつかむための備忘録*2018/08/17~

雑録

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屋根があるのに、雨ざらしざらしになるベランダ。悪天のたび植物の配置替えをするのは面倒と思っていたけれど、ベランダに比してひさしが短すぎると今ごろ気付く。
でも、各戸ベランダが独立しているだけ良しと転換。衝立で仕切っただけのベランダなら、防災と隣人への配慮、室外機問題で到底植物を置くことはできなかったはず。
ありがたや。それでも共用スペースであることを忘れずに。



賃貸での暮らし。
お隣さん宅への訪問者が立ち寄り、その動向を尋ねる機会が多い。
電気ガスなどのライフライン関係者さん、NHKさん、郵便局員さん、フリーペーパー配達員さん、町内会役員さん、訪問販売員さん。
いつもドアポストから配達物が溢れた状態なので、不安に思うのだろうなぁ。
知らんがな、と内心思いつつも“空き家ではなさそうですね”と無責任無関心な隣人役となる。
朝晩にドア開閉の音がする。誰かが出入りしていることは間違いないから、単純に物凄く忙しい方なのだろうなぁと思っていた。
今日はガス関係者の方が来訪。
プライバシーの問題があるから本来は話すべきことではない。だがしかし、ガスを止めて3年経つのになんらリアクションがない。規定により解約となるが、その前に、ネェ。いつ来ても不在、本当に誰か住んでいるの?と困ったお顔。
敷地内に連絡先をデカデカと掲示しているから、その気になれば管理会社へ照会できるだろうと、いつも通りの対応。
ガスがなければ給湯なし、こちら地方で冬に水浴びはあり得ない。余計な情報を得て、どゆこと?と妙に気になってしまう。



命あっての物種。
とはいえ、警察庁Webサイトでは今でも震災理由の自殺者数を示している。
もともと、北国は自殺率が高め。天候のせいだとか。
子どもの頃は、お父ちゃんは山など人目につかないところで、お母ちゃんは通学中の子どもにより近い学校裏などで命を絶つという印象があった。
アラフォー以上なら、子ども時分にクラスメイトの保護者の自殺に接する機会が何度かあっただろうけど、平成や令和の御代はどうなんだろう。



南国では潜伏キリシタン関連遺産が世界遺産に登録された。
こちら地方も神社〔氏神〕や寺院〔檀那寺〕と別に排他的秘密主義を貫く潜伏信仰があって、今も生活に溶け込んでいる。潜伏しているから、広く認知されることはない。余所者が混じると加護が薄れるとされるから、これから先も表の世界に知られることはないのだろうと思う。
少なくとも江戸時代中頃まで遡る、一説に浄土真宗系とされる信仰は今後も脈々と受け継がれ、やがて誰にも気付かれず途絶えるのだと思う。
こちら地方の住民は、その秘密結社的信仰で子どもの頃から強烈な死生観と連帯意識を植え付けられて育つ。土地を離れられない1要素になっていると感じる。
そんな信仰を持ちながら自殺率が高いのはどうしてだろう、と単純に思う。



【とりっこさ行く】とは、ブロイラー関係で働くことを意味する共通理解言語。人口以上に鶏が多いこちら地方、身内には必ず鶏舎で働く人がいる。
こちら地方でとりっこは中年以上の層や女性が現金を獲得できる数少ない手段。
とりっこがなくなれば、また出稼ぎや外国船の遠洋漁業従事者が増えてしまうのだろうし、女性は仕事がなくなるだろうなぁ。
いつの時代もスーツを着たサラリーマン不在。